当工房では念持仏の依頼も多いです。念持仏について説明します。
【念持仏とは]
日常的に身につけたり常に触れることの出来るところに置いたりして拝む仏像。持仏やお守り仏という場合もあります。
【仏壇に入れる仏像との違い】
仏壇に入れる仏像の場合は祖先をお祀りする目的が強いです。念持仏は個人が持つという意味合いが強いです。
【どんな理由で頼む?]
願い事や平癒の願いを込めて。家族が皆、笑顔でいられるように。など思いも様々です。
【戦国時代は武将も持っていた]
豊臣秀吉の三面大黒天、武田信玄の不動明王、真田幸村の地蔵菩薩など個人の想いや願望、信念を叶える為に彫られてきました。
【現代の念持仏の役割】
最近は生活様式も変わり、床の間が無い家も増えています。リビングに置きたい。手元に置きたいなど様々です。お客様に応じてデザインも変わって来ます。そうなると仏壇に入れる仏像をリビングに置くと仰々しくなってしまいます。
台座はシンプルで又は無しで光背のない念持仏にする場合が多いです。(台座や光背があると、取り扱いに困る場合があるからです。)
当工房でよく注文のある念持仏を何体か載せておきます。
樹齢1000年の屋久杉で彫る念持仏
当工房ではお守り仏と言っています。こちらは屋久杉は触っていくと味が出てくるので常に持ち運ぶようとしてつくっています。
こちらは平癒の願いを込めた念持仏です。
持ち運び出来るように少し硬めの山桜で仏様をつくりました。
こちらは家のリビングに置く念持仏ですので光背は無しで台座はシンプルなものになります。
注文や問い合わせはお気軽にお声掛けください。