虚空蔵菩薩 宝剣の意味

 

虚空蔵菩薩像の持つ剣は宝剣と言います。(画像 制作中の仏像)

 

仏教における深い象徴性を持つ重要な要素ですので仏師目線から詳しく説明させていただきます。

 

宝剣とは

煩悩を断ち切り、智慧を授ける力を象徴しています。

虚空蔵とは

 

虚空蔵菩薩の「虚空」は広大な宇宙、無限の空間を意味し、「蔵」は蓄え、包み込むことを意味します。

 

つまり、虚空蔵は広大な宇宙のように無限の知恵と福徳を蓄えを意味します。

 

虚空蔵菩薩は広大な知恵と福徳を持つ菩薩であり、その右手に握られた宝剣によって煩悩を断ち 智慧を授ける仏像です。

 

また、宝剣は単なる武器ではなく真理を切り開き、悟りへと導く道具としての役割も果たします。仏教美術 密教の宝剣として有名です。

 

この剣は、修行者が正しい道を歩むための指針となり、仏法を守る力を表現しています。

 

虚空蔵菩薩のご利益

 

学問や記憶力の向上、芸術や音楽の才能を授ける存在としても信仰されており、宝剣はその智慧の象徴として特に重要視されています。この象徴性は、仏教美術や密教の教えにおいても深く根付いています。

 

 

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